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保険工房ハヤシから、さまざまな情報をお届けします。2018.06.08
梅雨は大雨による災害に注意
いよいよ東海地方も梅雨入りし、大雨に悩まされる季節が始まりますね。
また台風5号が発生し、週末から月曜にかけての大雨の予想も出ています。
その大雨によって引き起こされる災害が『土砂災害』です。
2018年4月 大分
2016年7月 九州地方
2015年9月 鬼怒川
2017年8月 広島
が近年発生した主な水害や土砂災害です。
日本は土砂災害のリスクが非常に高い国だということはご存知でしょうか?
過去10年間の土砂災害発生件数は1年におよそ1,100件。
土砂災害が発生するおそれがある区域は日本全国で約66万区域にのぼるそうです。
ということで今回は梅雨入りに備えて土砂災害の知識や対策をお伝えしたいと思います。
日本が土砂災害リスクの高い理由は以下のようなことが挙げられます。
国土の約6割を山地が占めているという地形の中、山地を切り開いた開拓地や崖下・谷の出口まで住宅地となっている。
降水量が世界平均の2倍という大雨大国であることや地震の多い地震大国であることで山の地質が非常に脆いこと。
では山地を全て平地にしよう! 雨や地震が起こらないようにしよう!
と簡単に解決できる問題ではありません。
土砂災害などの自然災害から身を守るには一人ひとりが身を守る対策をするしかないのです。
では土砂災害に備えるための3つのポイントをご紹介します。
①まずは事前準備をしましょう
国土交通省のホームページに色々な情報が載っていました。
避難の際にまずはどこにどのように逃げるのか
ご自身の地域の避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
②雨が降り出したら土砂災害警報に注意しましょう
土砂災害警戒情報は市町村が避難勧告などを発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。
最近では市町村から携帯などに土砂災害警戒情報を教えてくれるサービスもあります。
また警戒情報が発表されたら早めに避難場所などの安全な場所に避難しましょう。
夜中に大雨が予想される場合には暗くなる前に避難することをお勧めします。
③火災保険の補償内容を確認しましょう
備えのひとつとして無事避難ができた後の生活再建について考えておくことも大切です。
万が一災害によって住む家を失ったとき貯蓄から再建するには多くの負担がかかります。
土砂災害の被害は火災保険の【水災補償】で補償されます。
※ただし支払い条件等が異なる場合がありますのでご心配な方は当社にご相談下さい。
最後に
地震や台風と違い、雨は危機感を感じにくい災害かもしれません。
冒頭でお伝えした近年の自然災害も最初の段階では、まさかあれほどの大災害になるとは誰も思わなかったのではないでしょうか。
『まだ大丈夫・・・』その判断が手遅れとなる恐れがあります。
近年の異常気象により今後も土砂災害による被害は増していくと思われます。
『まだ大丈夫・・・』の考えはやめて3つのポイントからご家族で話し合ってみて下さい。